椎間板ヘルニアは自然に回復する!

椎間板ヘルニアとは   

人間の背骨は、24個の骨で構成されています。

そして、椎骨と椎骨の間には、クッションの役割をはたす

「椎間板」と、よばれる一種の軟骨が存在します。

椎間板は長い楕円形の円盤のような形です。

外側の固い線維輪(せんいりん)と中心部の柔らかい髄核

(ずいかく)からできています。 

この髄核は軟骨がたくさんの水分を含んだ寒天のようもので、

固い線維輪がこのこの髄核を包み込むことで髄核内には、

体重、筋力により高い圧力が生じることになります。

この圧力が線維輪と共に脊椎にかかるショックを吸収するよ

うになっています。

 

髄核の水分量は、小児で最も多く年齢と共に減少し、老人で

は50%以下になってしまいます。

臨床的に20歳代では髄核の柔軟性があるがために、姿勢の

ゆがみから椎間板への不均等な圧力がかかり過ぎてしまい

います。

逆に髄核の柔軟性が無くなる40代以上では椎間板ヘルニア

にはなりにくく、坐骨神経痛の診断がほとんどです。

背骨がゆがむことで髄核への圧力が不均等になり耐えきれ

ずに、線維輪を破って突出します。

この突出した部分を「ヘルニア」といいます。

突出した椎間板が脊髄や神経を圧迫するため神経の行き先

である筋肉や内臓が機能低下をおこす為、筋肉の痛みやシビ

を引き起こすと考えられてきました。

 

ヘルニア部分はマクロファージが退治する!

ところがヘルニア(髄核)が完全に外へ出た場合はマクロ

ファージ(大食細胞)と呼ばれる免疫細胞が異物として認

識して処理され、数ヶ月程度で吸収され治ります。

このマクロファージが集合している部位は炎症が起きてい

ますから、当然痛みが発生します。

そのため、漫然と消炎鎮痛剤を続けることはマクロファージ

の活動を抑制し治りを悪くすることもあります。

また、温熱や電気刺激は急性期では炎症状を悪化させます

ので、逆効果となります。

牽引治療もほとんど効果は期待できません。

つまり椎間板ヘルニアが原因で痛みやシビレをいつまでも引

き起こすことは考えにくいということです。

 

では何故痛みやシビレが起こるのか?

最も重要なのは、椎間板が変形して飛び出てしまうほど

関節に不均等な圧力が掛かっているということ。筋肉・靭帯の緊張と痛み

つまり骨同士の位置関係が今以上に歪み、関節が

外れないように靭帯や筋肉が緊張して守ってくれ

ます。

靭帯や関節には受容器と呼ばれるセンサーが有

り関節にストレスが掛かり過ぎないよう靭帯や

筋肉を緊張させ固めることで守っています。

このため、神経が過敏になり血行不良となること

で痛みやシビレを起こしてしまいます。

  

 

ヘルニアを起こさないためには?

しかし、椎間板の髄核が外に飛び出したという事は椎間板の

中身が飛び出してしまっているわえで椎間板自体が薄く弱く

なったと言う事になります。

椎間板は背骨へのショックを吸収する緩衝材になっています

が薄く弱くなった椎間板は正しい骨格に戻すためには障害と

なってしまいます。

若いい頃の姿勢は生涯の健康に影響を与えます。

正しい姿勢を保つことで椎間板への片寄った圧力を抑え変形

の進行を押え更に椎間板ヘルニアの予防になります。

 

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